筑紫地区に含まれる那珂川市は人口が5万人前後で、筑紫郡のなかでも唯一の自治体である町です。
那珂川町には九州新幹線の線路と、町名の由来ともなった那珂川が縦断しています。
那珂川市は非常に多くの賃貸物件がある土地でもあります。
その理由としてはこの町の主要駅といえる博多南駅が、博多駅と直接結ばれているため都心部へのアクセスが良好なことが挙げられます。
<参考>那珂川市と家賃相場が近い「長丘」の賃貸情報
博多南駅は1990年に開業されたJR博多南線という、在来線でありながら新幹線の車両が使われる少々特殊な路線の駅です。
博多南駅の先には、新幹線の車両基地である博多総合車両所というものがあります。
山陽新幹線の車両は、車両の留置や清掃、整備のためにこの車両基地へ回送されます。
もともとは回送車両専用の路線であったものに、博多駅南駅を新設し旅客化されたために車両は新幹線の車両というわけです。
この区間の最高速度は120km/hと、新幹線の車両としては速いものではありませんが、博多南線は博多駅と博多南駅の二駅で構成されているため、博多までは約10分ほどでアクセスが可能となっています。
この博多南線が開業するまでは博多駅までバスで1時間ほどかかっていましたから、この路線が果たしている役割は非常に大きいものといえます。
那珂川市は博多南線だけではなく、私鉄である西鉄大牟田線の駅もあり、またバス網といったものも整備されている地域です。
交通の便は良好といえ、それゆえ那珂川市に住まれる方は現在も増え続けています。
さらに賃貸物件の家賃相場を福岡県内で比べてみると安い部類に入ることもあり、これもまた人気が高まっている理由といえるでしょう。